品川駅を降りて高輪口から出て、プリンスホテルの方へわたってすぐのところにあります。
国道沿いにあり隣がパチンコ屋ということもあって、なぜこんなところに神社があるんだろうと初めて見る人は思うのではないかと思います。
敷地自体もそんなに大きくなくこじんまりとしたたたずまいの神社です。
入り口にかわいらしい狐の石造がいて出迎えてくれます。
そんな高山稲荷神社を紹介していきたいと思います。
歴史
詳しい建造年月日は不明らしいですが、およそ500年前からあるとのことです。
戦国時代あたりですかね?
織田信長とか豊臣秀吉とかが生まれたくらいかな?
また毛利元就の毛利家がこの隣に豪邸を建てたこともあり、毛利家とも関わりが深いようです。
もともとこんなにこじんまりとした神社ではなく、もっと敷地も広かったみたいなんですが、今では品川プリンスホテルが真裏にある状態です(笑)
品川駅の近くという賑やかな中にひっそりとあるのですが、境内に入るとそんな喧騒もなくなるような雰囲気です。
でも見渡せばプリンスホテル(笑)
なんかすごい景色(笑)
今では品川駅を筆頭に大きな建造物の多い品川駅周辺ですが、昔はあたり一面海辺であったらしく、この稲荷神社は船で来る方々の印として利用されていたみたいです。
そのころは今の敷地の倍以上の敷地があり、建物ももっと大きいものであったそうですが、国道の拡張に伴い、今の敷地になったそうです。
御祭神とご利益
御祭神は宇迦御魂命(うかのみたまのかみ)です。
小さな神社ではありますが、境内にはもう一つ「おしゃもじさま」という縁結びの神様もお祀りされています。
おしゃもじさまはキリシタンの灯篭らしく、海から発見されたなんてことも言われています。
隠れキリシタンが多かったのかもしれませんね。
例祭日は9月15日でその際は、全人類の平和と幸福を祈ります。
国家の隆昌と子孫の繁栄に御加護下さる由緒ある神社であるとのことです。
僕がこの神社を始めて訪れたのはちょうど1年前のことでした。
もともとこの神社は近所であり、帰り道の途中であったのですが、神社があるなぐらいにしか思ってなかったのですが、
たまたま新年会の帰りに友人が初詣したいと言い、この神社を参拝しました。
近くにプリンスホテルなどのホテルや施設がたくさんあるため、地元の方以外にも観光客などが多くいました。
なかには外国から来た方も参拝していました。
本当にこじんまりとしているため、周辺を散策してみようにも5分あれば敷地全体を回りきれてしますため、結局お賽銭をしてすぐに参拝を終わろうということになりました。
しかし深夜1時を回っている遅い時間にもかかわらず、巫女さんが1人いらっしゃいました。
1人で参拝しにきた方々に何か配っていて、甘酒かな?と思いもらいにいくと、キャンディーをくれました。
甘酒の代わりにとのことでした。
はじめはなぜキャンディー?と不思議に思ったのですが、どうやら外国人観光客のための配慮のようです。
さまざまな国の方が来られるなかで、なかにはアルコールがだめな方もいらっしゃるようです。
そんな方のために説明なしで渡せるキャンディーを渡しているとのことでした。
こんな都会の真ん中ですが、なんとも言えなく心が暖かい気持ちになりました。
アクセス
〒108-0074, 4丁目-10-23 高輪 港区 東京都 108-0074
品川駅高輪口から出て目の前の歩道橋を渡ってすぐです。
駐車場などはないのでご注意ください。
まとめ
品川プリンスホテルのすぐ近くにある神社ですので、アクアパークやホテルでのランチなどで寄られる方は参拝も一緒にいかかでしょうか?
駅からもすぐですので散策がてらにもぜひ!
今流行りの御朱印は残念ながらいただけませんが、優しい配慮をさりげなくできる高山稲荷神社にぜひあなたも一度訪れてみてはどうでしょう?
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