今回ご紹介するのは、尼崎市の七松八幡神社です。
住宅街にぽつんとある神社で、主祭神は応神天皇になります。
戦国時代には、織田信長と荒木村重の争いがありました。
境内には七松の地で亡くなった武士、家族を含めた620人余りの慰霊碑があります。
そんな七松神社についてまとめてみました。
七松って?
この神社には、源頼信が関係しています。
訪問の際に、ある童が頼信にこの地の窮状を訴えました。
それに対して頼信は1本の松の木のもとにあった小祠を改装します。
あわせて、松の木を6本植えさせました。
あわせて7本になった松、というのが地名の由来となっています。
源頼信は鎌倉幕府を開いた超有名人、源頼朝の何代も上のご先祖様ですね。
源氏は元々摂津国であった大阪や兵庫などを中心に勢力を伸ばしていたみたいですね。
それが時代が経つにつれて伊豆の国や鎌倉などの方まで移動したようです。
関西の方にも関係していたなんて意外でした。
話が少しそれてしまいましたが、これが神社の起源なんだそうです。
七松小平太
七松神社はとある層に人気を誇る神社です。
それは、地元尼崎市出身の漫画家、尼子騒兵衛さんの作品の忍たま乱太郎のファンの方達です。
若い女性が多く、訪れた際のレポートがブログで紹介されているのをよく見かけます。
忍たま乱太郎の登場人物には尼崎市の地名から名前を付けられた人物が多く、七松の地からも七松小平太という人物が誕生しています。
忍術学園の6年生で、体育委員会所属、バレーの得意なキャラクターです。
そんな時代にバレーボールあったんかい!(笑)
と思わず突っ込んでしまいましたが、人気のキャラクターのようです。
現在は終了していますが、キャラクターをあしらった絵馬も頒布されていたほどで、神社に参拝し、周囲の地名をたどりながら聖地巡礼をする方も多いです。
宮司さんも忍たま乱太郎に詳しく、訪れたファンの方たちを話に花を咲かせているそうです。
ツイッターでも七松八幡神社の情報を発信しており、地元を盛り上げようとしてくれています。
年間行事行事としては主に初詣、夏祭りがメインになると思います。
大晦日と元旦には、福箸と御神酒を授与しています。
近所の人たちがよく訪れています。
夏祭りは8月の第一日曜日に行われており、子どもみこしの巡行で、町内に元気な声が響いています。
10月には例大祭があります。
アクセス
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町3丁目10−7
電車では、JR立花駅で下車し、南東へ5分ほど歩いたところです。
七松駅はありませんので、お間違いのないようにお願いします。
周囲には市役所やフェスタ立花という商業施設があります。
また、逆方面に足を延ばすと水堂須佐男神社もあります。
駐車場は3台ありますが、年に一回、10月19日の例大祭では駐車が不可になります。
また、神社周辺は住宅街のため道幅が狭く、注意が必要です。
まとめ
最後に御朱印ですが、社務所にていただけます。
神社の名前の由来でもある松が入っていますよ。
お守りやおみくじもありますのでぜひ!
今回は七松八幡神社をご紹介しました。
近隣住民はもちろん、遠方からの訪問も多く、多くの人に愛される神社です。
訪れる前には、ぜひ一度忍たま乱太郎に目を通していただき、お参りのほかにも宮司さんとのお話やグッズの購入も楽しんでもらえれば幸いです。
最近のコメント