今回は、群馬県館林市にある神社、尾曳稲荷(おびきいなり)神社を紹介したいと思います。
この神社には言い伝えがあり、一緒に紹介させてもらえたらと思います。
どんな神社?
この神社は昭和54年に館林市の指定重要文化財にされ、朱色がまぶしい本殿が特徴です。
また名前に稲荷とあるように、キツネに関するエピソードがある神社でもあります。
館林市に古くからあった大袋城の赤井照光がいじめられているキツネを子供たちから救い、その後その助けられたキツネが化けて赤井氏の前に現れたといいます。
城の強固手段や移転等を赤井氏に伝え赤井氏の前を去った、その指示に従った赤井氏の前に再びキツネが現れて守護神として守って差し上げようという逸話が現代にまで伝えられています。
赤井氏は助けられたその日の出来事から”尾曳城”と命名し城内に尾曳様を祭る場所を設けました。
それが今の尾曳稲荷神社の名前のルーツになっており本殿の裏にキツネ型の石像があります。
ご利益
キツネのご加護のためこの神社では家庭の安全祈願や無病息災に縁があり地元民からとても慕われており、初詣には参拝客がにぎわってます。
この神社は、キツネの尾曳様と館林地区の七福神をまつわる神社として弁天様を祭っております。
そのため毎年1月になると初詣とは別に、新婚になりたての夫婦や結婚前提を考えているカップル等を見かけます。
また恋おみくじもあるため恋愛成就にも縁のある神社としても地元では有名です。
神社内の設備は本殿のほかに、徳川5代将軍””徳川綱吉””公が建築に携わったとされる手水鉢、2匹の狛犬、弁天様を祭る本殿とその周りにある水掘りがあります。
イベント
この神社では、一定期間ごとに骨董市が開催されるのも特徴です。
尾曳稲荷神社は駐車場スペースや庭が広いため全国の骨董商がコレクションの壺や絵画等を販売したりしています。
特に3月~4月に開催されるとなると桜が満開で桜の花を見つつ散歩がてらにここによって見物というのもよいものです。
中には本当に掘り出し物があったり昭和・大正を感じさせるような貴重品ばかり出品する方もいますので気になったら足を運んで参加するのもよいかと思います。
アクセス
住所:〒374-0019群馬県館林市尾曳町10-1
アクセスとしては、館林駅から徒歩30分の距離で、基本的に一本道であり、あまり迷うようなことはありません。
またその道中には毎年5月につつじで有名なつつじヶ丘公園がございますので、尾曳稲荷神社によった際帰りにつつじヶ丘公園でつつじが満開の道を歩くのも悪くはないでしょう。
その他にも、館林城跡や田山花袋亭等歴史を感じさせるスポットや、館林うどんなど地元ならではの食事どころもございます。
館林駅からつつじ観光バスというバスもでており、約20分ほどで着きます。
駐車場もありますので車でも安心です。
桜やつつじに囲まれた美しい本殿がある尾曳稲荷神社は訪ねておいて損はない素晴らしい神社です。
この記事を見て気になった方は是非一度訪ねてみてはいかがでしょうか?
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