京都市伏見区深草藪ノ内町にある氏神様(うじがみさま)である、伏見稲荷大社について紹介したいと思います。
氏神様とは、一般的にはお宮参り、七五三などの通過儀礼や、初詣などの年中行事にお参りするものとされています。
私はこの地区で生まれ育ったので、当然のことながらお参りしました。
(記憶にはないが、写真があります。)また、私の子供たちも、お宮参り、七五三とお参りしました。
もちろん、初詣は伏見稲荷大社へお参りすることで、新年を迎えました。
全国に30,000社あるといわれる、『お稲荷さん』の総本宮が、この伏見稲荷大社です。
場所や駐車場は?
住所:京都府京都市伏見区深草藪ノ内町68
境内に一番近いメイン駐車場は平面駐車場で約200台の車を駐車することができます。
休みはなくいつでも止めることができます。
また混雑時には幾つかの臨時駐車場もあります。
こんな場所です!
私の小さい頃は、幼稚園の遠足や小学校の遠足の定番コースで、稲荷信仰の原点である『稲荷山』のてっぺんまで登りました。
私たちは稲荷山のことを『おやま』と呼んでいて、「お稲荷さんの、おやまへ行こか。(行こうかという意味)」と言っては、ちょくちょく登っていました。
行事など
また、11月には、『御火焚』(おひたき)という行事があって、町内会一同で集まってお参りしました。
五穀の豊饒をもたらせてくださった、稲荷大神の神様のご神恩に感謝する祭典です。
町内会の代表が火焚き串を奉納し、焚きあげていただいた後、みんなで集まってご飯を頂いた記憶があります。
その際には、御火焚で焚き上げていただいたミカンを貰いました、皮が焦げて生暖かいミカンですが、「風邪をひかんようになるから、食べとき。(風邪を引かなくなるから食べなさい)」と言われて食べました。
今の『お稲荷さん』の『おやま』は、内外の観光客でごった返しています。
特に、朱塗りの千本鳥居が海外の観光客に大人気で、鳥居のある参道の真ん中で、写真を撮ったりするので、なかなか上へ上ることが出来なくなりました。
ちょっとした、ハイキングがてらのお参りが出来ないので、お稲荷さんの氏子は迷惑ですけれど。
お稲荷さんの参道のお店も、今ほどいろいろなお店があったわけではなく、狐の顔のお煎餅やスズメの焼き鳥などのお店が並んでいました。
今の『お稲荷さん』は、まるで食べ歩きできる『お祭り広場』になっていて、テントのお店も立ち並んでいます。
この光景しか知らない人たちには、違和感がないかもしれんませんが、私はかなり複雑な思いです。
年がら年中お祭り騒ぎで、『お稲荷さんの神さん(神様)』は喜んでおられるのでしょうか。
京都の伏見稲荷大社についてご紹介するなら、ハレの日とケの日の区別がなく、一年中がハレ日のようになってしまって、えらいことになってますという事になります。
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