長野県の松本市にある私の自宅から5分ほど歩くと深志神社があります。
雰囲気があってその空間がとても癒しになっています。
今回はこの深志神社について紹介したいと思います。
神社の雰囲気
出典:wikipedia
参道といっても、松本市の中心地にあるので坂道も無く周辺は平坦な地形です。
神社の北側には、『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』でオペラを上演する松本市民芸術館があります。
この催しは『サイトウ・キネン・フェスティバル』の名前で長く親しまれていましたが、2015年に名前を変更し生まれ変わりました。
参道入口の右手には『富士講 浅間神社』があり、さらに進むと二つの鳥居の先に神楽殿が見えてきます。
深志神社の御祀りしている神様は、お諏訪さまこと建御名方富命(たけみなかたとみのみこと)と、天神さまこと菅原道真公の2柱です。
お祭りが盛ん!
実はこの神社は、毎年7月に2回お祭りがあります。
ひとつは7月14日に開催される『八坂様』で、近所の子どもたちは五色の紙の旗に「八坂大明神」と書き左の端に「生まれた年」と「氏名」も書いて、葦の茎で仕立てたものを奉納して御参りします。
もともとは疫病よけで始まったようですが、子どものお腹を守ってくれるとして親しまれています。
旗を持った子どもと一緒に家族で御参りしている情景は、屋台の牛串を齧りながら眺めている私の心も温まり肉の味を一段引き上げてくれます。
この日のお祭りでは、拝殿の提灯が『八坂神社』となります。
もうひとつは7月24日の『天神様』です。
このお祭りが一番盛大で、各町会の山車がずらりと並び夜店も件数が増えます。
深志神社は今の場所に400年ほど前に移されていますが、天神様はさらに200年前から祀っています。
屋台の大阪焼きをぱくつきながら山車を見て歩くのですが、どの山車も豪勢な木彫り細工に彩られ中には二階部分に人形細工を飾るものもあります。
お神楽の奉納舞は厳かで、知っている娘が別人に見えてきます。
天神様では境内の収蔵庫のシャッターが開けられ、大絵馬が公開されています。
このお祭りでは、拝殿の提灯はいつもの『深志神社』を掲げます。
祭りのない平日も境内を散策することがありますが、私のほかにも御夫婦でのウォーキングコースに組み込んでいらっしゃる方もよく見かけます。
アクセス
住所:長野県松本市深志3-7-43
最寄の松本駅からだと徒歩20分弱で参道入口に着きます。
車ですと中央自動車道松本インターチェンジから約15分です。
バスの場合は松本電鉄バスターミナルより新浅間線、並柳団地線、または中山線に乗り市民芸術館下車。
または駅前八十二銀行の向いにあるバス停から北市内線東廻りで市民芸術館下車で着きます。
まとめ
平日の境内は、柔らかい空気の中にもパワーを感じる気配がしています。
このほかにも正月の『歳旦祭』や2月の『節分祭』が開催されます。
境内には『愛染神社』『松尾神社』『金山神社』『市神社』『楠公神社』等の境内社と複数の末社を祀った『三十四末社』があるので、たっぷりと神様と触れ合えると思います。
松本地方を訪れる機会には、ぜひスケジュールに組み込んでみてください。
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