私の住んでいる長野県大町市にある若一王子神社について紹介したいと思います。
なんて読むかわかりますか?
「わかいちおうじ?」
いいえ。これで『にゃくいちおうじ』と読みますので、覚えてくださいね。
アクセスと駐車場
長野県のJR大糸線大町駅を降りて、駅前通を右へ15分ほど歩くと道の向かい側に参道入口と、その先に鳥居が見えてきます。
住所:〒398-0002 長野県大町市大町2097
神社もこの後紹介もある博物館も無料の駐車場があり、JR利用以外のアプローチが可能ですので、ドライブのついでにチョット寄り道してみるのにはお薦めです。
行ってみた!
出典:wikipedia
平坦な長めの参道を歩いていくと、三重塔と参道に直角な向きの鳥居のある境内入口に着きます。
「え~三重塔って・・・仏教だよね?」と心の中で突っ込みを入れていると、観音堂の看板が目に留まります。
そうです!ここは神仏合祀の聖域です。
拝殿の手前にあるので三重塔から見ていきます。
一階の軒の垂木の下には、一面につき3個の彫刻があります。
風化のためか意匠があまり鮮明ではないので「何の人物像なんだろう?」と思ってみていると、看板の説明で十二支の方位をあらわしたキャラが彫られているのだということが分かりました。
どのキャラが何なのか・・・までは、私の知識では理解しきれませんでした。
もう一度拝殿正面の朱色の鳥居まで戻り一礼して鳥居をくぐります。
鳥居から拝殿までは真直ぐな石畳が続いています。
拝殿手前に一対の大きな石灯籠があり、石畳の幅も広くなっています。
初詣やお祭りでは人での多さが推察されます。
参拝してみた!
いよいよお参りですが、私以外に参拝者がいないので拝殿中央に立って『二礼二拍手一礼』の標準的名スタイルで賽銭を置き、世界平和と家内安全と小遣いアップをお願いしました。
一礼して顔を上げると右手に社務所が見え、貫禄のある神職さんがこちらを向いて会釈してくださいました。
その笑顔に誘われて並べられたお守りを眺めながら「神社と観音堂の由来が分かるようなパンフはありますか?」と話しかけたところ、白黒刷りのガイドをいただきました。
茅葺の観音堂を眺めながらガイドを読んだところ、このお堂に安置されている十一面観音が『若一王子』で神社の名前になっているそうです。
境内社は『大町護国神社』と『八坂神社』があり、八坂神社の祠の中には神輿が収められていました。
若一王子神社では毎年7月の第四日曜日に『流鏑馬神事』が祭事されます。
稚児が馬に乗って弓で的を射るのですが、私はテレビニュースでしか見たことがありません。
こんなところもオススメ
神社から車で5分程度のところにある旧塩問屋を転用した『塩の道ちょうじや』という博物館の敷地に内に『流鏑馬会館』が併設されており、流鏑馬神事や稚児行列などの様子がジオラマで展示されています。
もちろん塩問屋の設備は当時のまま残されており、長年使い込まれた旧商家のたたずまいも堪能できます。
入館は博物館の入場料で流鏑馬会館にも入れますし、博物館の中には喫茶スペースもありくつろげる空間です。
こちらも私オススメの場所になりますので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
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