私の住む京都には、○○なら△△さんへ、みたいな感じで、神社を使い分けています。
こんなこと書いたらバチがあたりそうですが、実際私の祖母(明治生まれ)がそのように言っては、神さん(神様のこと)を使い分けていました。
疳の虫(かんのむし)って何?
お宮参りに、七五三は氏神さんである、お稲荷さん。
引っ越しは、城南宮さん。
試験の時は、天神さん。
そして、子供の疳の虫封じ・夜泣き封じには、剣さんへ行きました。
疳の虫?聞きなれない言葉ですか?
かんのむしと読みます。
乳幼児の時、原因がよくわからないけど、夜泣きをしたり、おっぱいをあまり飲まなかったり、etc.
かんしゃくをよく起こす、扱いづらい赤ちゃんを、この神社でご祈祷してもらいます。
私も4,5歳の時お参りした記憶があります。
喘息の持病があって、育てにくいこどもだったのでしょう。
その御利益があったのか、喘息は小学校入学前に完治しました。
トビウオを描いた珍しい絵馬がある
この神社の絵馬はトビウオです。
私もずっと不思議に思っていたのです。
京都のど真ん中なのに、どうして、トビウオが?
御祭神の好物であるトビウオを奉納者が「トビウオ断ち祈願」をする風習があったという事らしいです。
劒さんへの行き方
京都府京都市東山区今熊野剣宮町13
剣神社は、市バスの泉涌寺(せんにゅうじ)で下車、少し坂を上ったところにあります。
近所には泉涌寺はもちろん東福寺、ちょっと歩くと三十三間堂・智積院とおススメの観光地が点在しています。
私の子供も連れて行きました
私の父・私・私の子供たち・・・わかっているだけで、三代にわたって剣さんのお世話になりました。
疳の虫を封じてもらうには、ご祈祷後に、神主さんが、なにかの文字(なにかわからない、虫?)を子供の手のひらに書いて、それを子供が飲み込む(マネというかフリというか)ことで、完了します。
何も痛くもかゆくもないのですが、私の子供たちは訳が分からずに泣きわめいていましたが。
やっぱり、疳の虫がいたのですね。
散策におススメ
剣神社のある一帯は、散策におススメのコースです。
「どの季節に行っても京都は混雑している。」と思っておられるなら、この辺りは比較的空いています。
清水寺・八坂神社あたりは、人込みで溢れていますが、意外と剣さんの近辺はまだ観光客の姿もまばらですので、ゆっくりと散策できると思います。
育児に悩んでいるパパ、ママがおられたなら、京都観光のついでに一度訪ねてみて下さい。
最近のコメント