今回は三重県の史跡斎宮跡にある竹神社を紹介します。
普段はとても静かな神社ですが、
お正月にはとても賑やかになるんですよ!
そんな魅力をご紹介します!
竹神神社とは?
皆さんは、斎王さまを聞いたことがありますか?
伊勢神宮にお仕えした天皇のお姫様方のことです。
歴史的に事実なのは、飛鳥時代から鎌倉時代までです。
天皇が即位されると、占いで選ばれ、京都から三重県のこの地に移り住まわれました。
最近の研究では、その斎王様のお住まいの跡が、今の竹神社だって言われているんですよ!
斎王様の制度かがなくなったあとは、多気郡を治めた豪族の竹氏の神社として、
延喜式に載っている由緒ある神社です。
明治になって、まわりのいくつかの神社を合祀したので、
ご祭神は天照大御神をはじめ、書ききれないくらいです。
アクセス
〒515-0321 三重県多気郡明和町斎宮2757−2
近鉄山田線の斎宮駅史跡口を下車したら、斎宮跡を通りすぎます。
平安杜と言う平安時代の斎宮の役所を復元した建物を通り過ぎると、
踏切があるので渡ってください。
もうそこが竹神社です。
駐車場は、神社の隣にありますよ!
行ってみました!
伊勢神宮を思わせる大きな杉の木があり、
うっそうとして厳かな雰囲気です。
伊勢神宮にそっくりな小さなお社が石垣に囲まれてあります。
伊勢神宮の遥拝所もありますよ。
小さな池もあり、全体にこじんまりした伊勢神宮の雰囲気なんです。
お正月には、私たち地元の人が氏神様としてお詣りをしますので、
伊勢神宮みたいにかがり火を焚くんです。
普段はあまり人もいませんが、静かで厳かな雰囲気がとても素敵ですよ。
石垣にもたれて立っていると、静かなパワーをいただける、
知られていないパワースポットだと思います。
参宮街道に面しているので、お正月には歩いて伊勢神宮に参られる方々が、立ち寄られたりします。
まとめ
縁日が立つわけでもない静けさもあるのは、
斎王様のお住まいだった静けさを保つためかなと思います。
斎宮跡を訪ねられたら、一歩足を伸ばして、
お参りしてみてください!
絶対におすすめです。
斎宮跡のガイドボランティアさんも、頼めば喜んで案内してくれますが、
おすすめは、ガイドを聞いた後で、静かにご自分で、
お詣りをされると雰囲気が味わえます。
お守り等は売っていませんが、それもいいかなぁ~!
是非とも大きな杉の木に触って来て下さい。
最後に、斎王様のお住まいだったっていうことで、
伊勢物語を読んで行かれることをおすすめします。
狩りの使いの在原の業平と斎王様のはかない恋の舞台だったかもしれないですね!
でも、ひたすら厳かなんですよ~!
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