大阪府の北摂と呼ばれる地域、豊中市にある小さいけれど地元で愛される神社をご紹介します。
神社の名前は市軸稲荷神社です「いちじくいなり」と読みます。
引っ越してきた当初は「いちじく」と聞いて、くだものの「いちじく」しか思い浮かばず、「おいしそうな神社」と思っていました(笑)
場所について
住所:大阪府豊中市刀根山2丁目2-33
豊中市の刀根山町にあります。
阪急電車の豊中駅と、大阪モノレールの柴原駅のちょうど中間ぐらいでしょうか?
大阪モノレールは大阪の「北摂」という地域をまさにつなぐ路線です。
モノレールは高い場所に走っているので、まさに阪急電車からモノレールに向けてずんずん坂を登っていく感じ。
阪急豊中駅からまっすぐ坂をあがって15分ぐらい。
モノレールからは阪急へむけて下っていって10分程度です。
住宅地の中にいきなりぽんと出てくる神社ですが、桜の季節には撮影スポットに、秋は七五三に、
そしてプレハブのひと部屋を使って習字教室をされているので、地元の子供たちの行き来もある神社です。
神社を参拝してみる
祭神は、末廣大神・市軸大神・松江大神・末光大神・お多福大神・天照皇大神・豊受大神だということ。
赤い鳥居をのぼって参道を行くと、つぎに石の大鳥居。そこから正面に向かってあるのが刀根山の地主神である市軸大神とお稲荷さんを合わせて祀った本殿です。
私がいつも参拝するのは正面の本殿と、本殿を行くまでの右手にある「与吉大神」これはたぬきの神様だそうで一願成就の神様としても有名だそう。
そこをまいったあとは、左手にある「お多福社」を参ります。
私はここを参るときはその名の通り「小さくてもいいので福がたくさんきますように」とお祈りしています。
メインの行事!
市軸稲荷神社が一番活気づくのは、節分祭です!
この時期ばかりは地方紙にものります。
2月1日には、石の大鳥居のところに大きなお多福の顔をつけたお多福門が設置され、お多福の口の中をかがんで神社に入るようになります。
絵的にもとてもおもしろいので、地方紙に写真がのります。
『お多福門』をくぐると福が授かると言われています。またこの時期だけは、普段は隠されているお多福社の本尊のお多福さんの姿が見られるようになっています。
このお時期までに頭に飾る簪を購入し、この簪に名前・年齢・願い事を書き祈りを込めながら『頭いた・頭いた・頭いた』と三度唱えて頭などを三度なで、あとはお多福門前に出されている大根に簪を刺すと願いがかなうと言われています。
2月3日当日の節分には、小さな屋台が出て、無料で甘酒もふるまわれ、夕方7時頃になると本殿の中で豆まきが行われます。
豆と、厄除けまんじゅうが投げられ、地元のひとたちが詰めかけてもらいます。
我が家のこどもたちにとっても毎年の恒例イベント。
「今年は、おまんじゅうが2個とれた。豆は、去年より少なかった」などとひとしきり家族で盛り上がります。
まとめ
1年に1度の大きな行事や、お習字教室なども開く親しみやすさで、小さいながらも地元では有名な神社です。
訪れるならぜひ2月に。いつもと違う節分が味わえますよ。
受験や祈願事がある方もぜひこの時期だけにあらわれる、お多福門をくぐったり、かんざし祈願をしてみてはいかがでしょうか?
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