京都・宇治と言えば何を思い浮かべますか?
お茶、平等院鳳凰堂、源氏物語…こんな感じでしょうか。
平等院鳳凰堂は10円玉に描かれていることもあって圧倒的な知名度を誇っていますし、何より世界遺産です。
同じ世界遺産で、平等院より知名度は劣るようですが、日本最古の神社建築である宇治上神社なんかもあるんですよ。
ですが、今回私がご紹介したいのはこれらではなく、縁切りに効果があるというドロドロ系神社(?)、「橋姫神社」です!
神社の概要
出典:wikipedia
本当に小さな神社で、大きな目印があるわけでもありません。
ぼーっと歩いていたら、見過ごしてしまいそうな神社です。
大きな木に囲まれて、お天気のいい昼間でも、どこか薄暗く感じてしまいます。
近くのあがた通りは結構車が通る騒がしい車道なのですが、何故かこの神社の中に入ると静か…。
特に参拝料などは必要なく、フラっと入ってフラっと帰れます(失礼かな?)
縁切りに効果がある神社ですので致し方ないのかなぁ
でも無茶苦茶なお願いなどでなければ本当に効果があるようなんです。
悪縁を切って良い気を呼び込むことは悪くないと思います。
何がドロドロ系なの?
この橋姫神社には、由来や伝説がいくつもあります。
その中でも外せないのが、この橋姫神社が「丑の刻参り」の先駆者であるということ!
その昔、恋い慕う男性が他の女性に心変わりしたことが許せない橋姫は、京都の北にある貴船神社にこもり、「鬼にしてくれぃ!」と祈ったそうです。
(この時にわら人形を五寸釘で打ったのかな?)
その願いが通じたのか、橋姫はお告げを授かります。
「姿を変え、37日間宇治川に浸かれ」と。
そのお告げ通り、橋姫は長い髪をツノのように立て、顔には朱をさし、口には両端に炎を灯した松明をくわえたまま貴船から宇治まで走り(この辺りも地元民からすると信じられない)、宇治川に浸かった。
すると、橋姫は見事鬼となり、心変わりした男、その相手の女、その親類たちを次々と惨殺していき、しまいには何の関係も無い人までも殺していった…。
こわっ!
八つ墓村みたいでこわっ!!!
そして画像みたいな可愛い鬼なんかじゃない!
絶対にもっと般若みたいな顔してたはず!!
絶対にもっt(ry
こんな伝説があるせいか、橋姫神社の中はいつもヒンヤリしています。
でも橋姫は橋の守り神でもあるんです。
こんな恐ろしい伝説があるせいで、「嫉妬深い女」や「恐ろしい女」としてのイメージを持たれがちですが、ただ橋の守り神でもある、という説もあります。
ただやっぱり呪いのインパクトの方がどうしても強いですけどね(汗)
アクセス
住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華46
橋姫神社は、宇治橋西詰から少し歩いたところにある小さな神社です。
京阪の宇治駅からだと、宇治橋を渡って鳥居をくぐってあがた通りへ。
JRの宇治駅からだと、宇治橋商店街を宇治川に向かって歩いて鳥居をくぐることになります。
どちらも、徒歩10分くらいでしょうか。
まとめ
橋姫神社の近くにある宇治橋は、嫉妬深い橋姫が守っているということもあり、カップルで渡ると別れる、という言い伝えがあるそうです。
地元民の見解としては、「えっ初耳なんだけど…」です(笑)。
橋姫神社周辺は、お抹茶スイーツで有名なお店や可愛い雑貨屋さんなども多いので、デートにも最適だと思います。
でも、デートで訪れる神社は、橋姫神社じゃない方がいいかもしれませんね(泣)
あ!
あと、この橋の上で他の橋の話や、褒めたりすると橋姫が怒ってバチが当たるなんてことも聞くのでご注意を!
縁切り神社として少し怖い感じもしますが、もしお近くまで来ましたら一度参拝してみてください。
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