大分県大分市の関アジ関サバで有名な佐賀関にある早吸日女神社の紹介をします。
ちなみに早吸日女は「はやすひめ」と読みます。
なかなか難しい読み方ですよね。
速吸日女とも書く場合があるようです。
駐車場や住所について
住所:大分県大分市佐賀関3329
最寄り駅の幸崎駅より愛媛街道を出て、車で西に20分ほどかかる場所にあります。
神社自体はそんなに大きなものではありません。
駐車場は10台ぐらい停められるスペースがあると思います。
ちなみに駐車料金無料です。
神社の入り口すぐに駐車場がありますので、移動は便利ですよね。
犬の立ち入りは禁止されていますので、気をつけてくださいね。
佐賀関は海に囲まれた漁師町で豊後水道で育ったおいしい魚たちはブランドとして東京でも高く市場取引されています。
そんな豊かな資源を古くから守ってきた早吸日姫神社は、今も昔も地元の人に愛され、関の権現様の愛称で親しまれています。
早吸日女神社について
鳥居をくぐってすぐに小さな池があります。
鯉と亀が住んでいて餌をあげることができます。
池を渡ってすぐ左手にはおみくじやお守りを売っています。
本殿のほうに向かっていくと藤棚があります。
見所はいつ
5月には紫色のきれいな藤が藤棚を彩ってとてもきれいですよ。
またふじ祭りも行われます。
最近では雑貨屋さんも参加しているようですね。
7月は関の権現祭りが行われます。
3日間にわたって祭りが行われ、山車が街中を練り歩き、最終日は佐賀関港近くで花火が上がります。
この二つのお祭りは古くから行われてきている恒例行事です。
それほど早吸日女神社は地元の人に愛されているんですね。
実はこんな話も
この神社には潮の流れを鎮めるために、海女の姉妹の神様、黒砂・真砂が海底で大蛸が護っていた神剣を御神体として祀っているそうです。
だから参拝者の願い事を書く絵馬には蛸の絵が書かれています。
本殿の中には絵馬ではなく、蛸の絵を描いた紙に願い事を書いていて、それを貼っています。
しかもここの神社の関係者は蛸を食べてはいけないそうなんです。
ただ今も守っているかはわかりませんが。
でもそんなに蛸を神聖視している神社は珍しいんじゃないでしょうか。
漁師町にふさわしい感じもして、親しみが持てますね。
そして海女の神様の名前も地名になっています。
昔から地元と深くつながりのある神社ですね。
残念ながら人口の減少と高齢者の増加により、昔ほどの活気はなくなってきました。
以前はそんなに気にならなかったけど、自分も年齢を重ねて子供ができると、やはり歴史あるこの神社を後世まで伝えてほしいと思ってしまいますね。
長い間地元の人たちと一緒に歴史を積み重ねてきた早吸日女神社。
いつまでも残していってほしいものです。
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