三重県東員町の、弁天山と呼ばれる小さな山の上にある神社の紹介です。
名称は厳島神社と言って、あの広島県宮島の厳島神社から分社してもらって建てられたものです。
山の名前にもなっている通り、弁天様が祀られています。
地元の人に「弁天さん」として親しまれる神社の歴史は古く、鎌倉・室町時代に建てられたものだそうです。
もともと神社が建つ穴太は伊勢神宮領だったので、農耕に欠くことのできない水の神様として迎えられたんですね。
そんな今でも地元の人々に愛されている、「弁天山厳島神社」を紹介します!
アクセスや駐車場
三重県員弁郡東員町城山1丁目
先ほど「穴太」にある、と書きましたが住所自体は「三重県員弁郡東員町城山1丁目」になっています。
(ここら辺、厳島神社の住所・所持は穴太か城山か……?で何度か話し合いがされているようですが、未だちゃんと解決はしているのかいないのか、地元の人でもあやふやな認識でいます)
団地へ続く急こう配の坂を上りきった場所にあり、地元住人でない限りバスか車で来ないと大変です。
ただ駐車場はあるものの、小さく狭いのでやはりバスで来るのがオススメです。
特に年越しの際はかなりの人で賑わう上、関係者の車でいっぱいになるので駐車場確保は難しいみたいです。
いざ、参拝
長い長い坂を上りきった後、更にお山に登るために急な階段を上っていきます。
時期によっては竹の光飾りが階段両脇に飾られたりしていて、幻想的で美しいです。
実は鳥居をくぐらなくても良いのなら、横に坂道もあるのですがこちらもまたとんでもなく急な坂!
ですので、階段をゆっくり上ることをオススメしたいです。
鳥居をくぐり、階段を上りきると手水舎、普段は無人の社務所、本殿がパッと目に入ってきます。
そのくらい本当に小さな神社でひっそりとしていて、普段は人気も全くない場所なんです。
しかし、年末年始になると静かで小さなこの神社も、大勢の人で賑わいます。
その年その年で多少内容は変わりますが、甘酒や年越しそばが販売されたり、神社脇で大きなたき火が行われたり。
その周りに人が集まって暖を取ったり……と賑わいつつゆったりした空間になります。
甘酒を購入した時におまけでもらえるお煎餅をぱくつきながら、のんびりとたき火を眺めている時間はとても幸せなもので、毎年の恒例になっています。
神社ではないけれど…
弁天山厳島神社の近くに、東員町にただ2本だけ存在するという桜である「トウインヤエヤマザクラ」の一本が植わっています。
最近看板も立てられたようですので、興味のある方は参拝にいらした際に是非見ていってください。
といっても、花が咲く時期以外は地元の小学生でないと見つけられないような場所にあった記憶もあるので、それ目当てでいらっしゃる方は事前に何となくの場所を調べておくのが良いかもしれません。
まとめ
子供の頃からお世話になっている大切な場所、厳島神社について紹介させてもらいました。
私たちに地元民にとって、厳島神社は弁天さん=弁天山=子供の頃かけまわった親しみある小さなお山でもあります。
今年もまた、そんなお山の上、厳島神社でのんびりと年越しをしたいと思っています。
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