宇美八幡宮の安産祈願の石はどこで?駐車場や参拝した感想などを紹介

私が紹介する神社は福岡県糟屋郡宇美町にあります宇美八幡宮です。

『うみ』という読みから、初めて聞く人は『海』を想像する方が多いのですが、実際には周囲を三郡山(サングンサン)や宝満山(ホウマンザン)に囲まれた緑の多い土地です。

また宇美町は大宰府市の隣に位置し、山の中には元寇防塁跡などが残っています。また、近くからは前方後円墳が出土しており、とても貴重な歴史資料も数多く出土しています。そういった資料は宇美八幡宮敷地内にある歴史民俗資料館で見ることができます。


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アクセス

住所:〒811-2101 福岡県糟屋郡宇美町宇美1丁目1−1

この町の中心地点になっています。

宇美八幡宮へのアクセスには最寄りの駅がJR西戸崎線の終点の宇美駅(そこから徒歩10分程度)、西鉄バスのバス停でいえば宇美八幡宮前の利用がお勧めです。

福岡市内からいらっしゃる場合は、ほとんど終点の地点なのでなかなか来るのに骨が折れるかもしれません。

ただ、数年前に境内の横に新しく無料駐車場が作られましたので、複数人で参拝の際にはこちらを利用したほうが便利かと思います。

普段の様子やイベント

出典:wikipedia

宇美八幡宮は地元の人はもとより、県外からも多くの参拝客がいらっしゃる由緒正しい神社です。

普段は境内にあるお茶屋さんでご年配の方々がご歓談していらっしゃったり、近くの保育園の子供たちが散歩をしに来たりするような静かな場所ですが、毎年10月15,16日には放生会(ほうじょうや)が開催され、多くの参拝客でにぎわいます。

福岡で放生会といえば箱崎天満宮のものが有名ですが、宇美の放生会では小学生たちによる相撲や県の無形文化財にも指定されている「宇美神楽」が奉納されます。

チャンスがありましたら、ぜひいらっしゃってください。

また七五三の時期になると、駐車場に警備員の人が立つほどの混み合いを見せちょっとした交通渋滞が起こるほどです。

神社の目の前にある伊之坂写真館の方もこの時期はスタジオだけでなく、境内の中でカメラの機材を抱えて忙しく動いていらっしゃる姿をよく目にします。


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由来や見どころ

宇美八幡宮の御祭神は、應神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)、住吉大神(すみよしおおかみ)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)で、参拝のご利益は安産です。

どうしてこの神社でのご利益が安産なのかという由来ですが、この地で神功皇后が應神天皇をお産みになったからだといわれています。

その際に衣をかけ、産湯をしたと言われる木が現在もs基地内に存在し、国指定天然記念物にもなっている「衣掛の森」と「湯葢の森」です。

森とは言いますが実際には樹齢2000年といわれる大木が森のように茂っていてまるでトトロが住んでいるクスノキにそっくりです。

私が子供のころはその木にあったうろの中に入ってサツキとメイのまねっこをしていました(笑)。

現在は木の保全のために柵で囲われてしまったため触れたり上ったりすることはできませんが、見るだけでもその大きさに圧倒されると思います。参拝の際にはぜひご覧になってください。

また神功皇后は妊娠した体で当時の韓国付近、新羅へ征討に行った帰りであったとも伝えられています。

そんな体で当時命がけの航海をしなければならなかった異国の地での戦いに赴いたというところも驚きですが、さらに元気な赤ちゃんを産んだというところも驚きですよね。

そんなエピソードからも、この神社が安産祈願のための神社としてとてもご利益がありそうに思いませんか?

安産祈願

宇美八幡宮では安産祈願のあと境内の中にある「子安石」と言う石を持ち帰って出産のときまでお守りとして持っておきます。

無事に赤ちゃんが生まれたら、赤ちゃんの名前等を書き込んだ別の石と持ち帰った石の両方を再び奉納して安産の祈願をします。

出産後にはその子安石を神様へのお礼として神社に奉納します。

名前を書き込む石はどんなものでも構いません。
河原で拾ったものでもよいですし、最近ではお店で買ってきた石に彫り込んで持ってくる人もいるようです。

実際に私が生まれた時も両親は近くの宇美川で拾ってきた大きな石に名前を書き込んで奉納したそうです。

またお守りやお札も売られていますし子安みくじなるおみくじも社務所で販売されています。

社務所には大体いつも宮司さんやアルバイトの若い巫女さんがいらっしゃいますので気軽に声をかけてみてください。

まとめ

ここまで、宇美八幡宮についてご紹介させていただきました。

今回ご紹介したいと思ったきっかけは先日私に初めての姪っ子が生まれその安産祈願に一人で参拝したことです。

安産という、命の始まりを祭る私たちの町の神社をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い今回筆を執りました。

もし私の文書を読んで、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。


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