今回、わたしは大阪府三島郡島本町にある水無瀬神宮(みなせじんぐう)を紹介します。
地元の神社ということもあり愛着があります。
軽くではありますがまとめたので見ていってください。
どんな神社?
出典:wikipedia
水無瀬神宮は、後鳥羽天皇土御門天皇・順徳天皇を祭っている神社です。
なかでも、特に後鳥羽天皇はこの水無瀬の地を好んでいたらしく、配流された隠岐にいたときも
「水無瀬山わがふるさとは あれぬらん まがきは野らと 人もかよわで 軒れて誰か水無瀬の 宿の月 すみこみしままの色やさびしき」
というように水無瀬をしのんだ歌を残しているそうです。
大阪の中では知名度は低いですが由緒ある神宮なんです。
月に1度ほどオーガニックマーケットが開かれていて、有機栽培にこだわった野菜や食べ物、雑貨などのお店が軒を連ねて家族連れなどでにぎわいをみせています。
境内に入っていくと、客殿は国指定重要文化財になっており、建てられた時期は明らかにされていませんが、豊臣秀吉からの寄進で、造営奉行は福島正則だと伝えられています。
また、参道正面の神門には大きな手形がのこされています。
これは、社殿に祀られた名刀を盗みに入ろうとした時に石川五右衛門が残したとされていて、ちょっとした歴史名所になっています。
御朱印も手帳もありますし、ちゃんと書いていただけます。
御朱印はシンプルかもしれませんがとてもありがたみを感じます。
名物はこれ!
基本的に田舎の静か~な神社なのですが、水無瀬神宮には朝から多くの人が訪れます。
それは大阪で唯一環境庁認定の「全国名水百選」に選ばれた「離宮の水」があるからです!
境内にあるこの水は井戸から汲み上げられており、手を洗うほか、持ち帰りが自由で全国から汲みに来る方があとをたえません。
わたしもこの清らかでおいしい水を飲んで育ちました。
境内には同じく国指定重要文化財の茶室があり、千利休も愛用したというこの水を使ってお茶会が開かれています。
島本町の水は古くから愛されており、サントリーの山崎蒸留所もこの水を求めて建てられ、いまも「山崎」という人気のウィスキーが作られています。
サントリーの蒸留所も水無瀬神宮から歩いて10分ほどですので、工場の見学やウィスキーの試飲のために足をのばす方も多いですよ。
アクセス
住所:〒618-0011 大阪府三島郡島本町広瀬3丁目10−24
阪急京都線水無瀬駅から10分ほど歩いたところにあり、アクセスは良好です。
水無瀬神宮のとなりには大きな駐車場があるので安心ですね。
まとめ
最近、水無瀬神宮のある島本町では町で初めてのゆるきゃら「みづまろくん」が誕生し、あまり名産品のない町を、この水で広めよう、離宮の水をブランド化しようという動きが町をあげてはじまっています。
どんどん高齢化していく一方の田舎町なので、これをきっかけに水無瀬神宮を訪れる人がさらに増え、町全体が活性化すればいいなとひそかに思っています。
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