東京都葛飾区といえば映画「男はつらいよ」で有名ですね。
そのフーテンの寅さんが住んでいた柴又のお隣の、金町にある葛西神社の紹介です。
葛西神社の創建は、とても古く平安時代末期だそうです。
下総国香取神社の分霊や、日本武尊、徳川家康が祀られています。
当初は香取宮と称していたらしいのですが、明治14年に現在の葛西神社と改められたそうです。
今年は阿部サダヲさんが出演するCMの撮影地としても使用されました。
場所や駐車場
住所:〒125-0041 東京都葛飾区東金町6丁目10−5
JR常磐線・京成線金町駅から徒歩12分ほどの場所にあります。
下町ならではの住宅街を抜け大きな国道を渡り、さらに住宅街を歩いていくと大きな木々に囲まれた神社にたどり着きます。
駐車場もあるのですがそれほど大きくはありません。
行事があるときは別ですが、比較的穴場的な神社なので人も少なくそれほど心配はないと思います。
ただ住宅街の中にあるので道が少しわかりにくいかもしれません…。
参拝してみよう
正面鳥居をくぐるとすぐに二つ目の鳥居があり、この鳥居がなかなか立派で迫力があります。
そして境内はこの大鳥居にも負けない、数十メートルもありそうなイチョウの木々に囲まれて
とても気持ちの良い空間が広がっています。
本当に森林浴でもできそうな心地の良い空気が漂い、とっても癒されます。
さらに進むと立派な社殿があります。
それほど大きい神社ではないのですが、境内は多くの境内社があり意外と周るところがたくさんあります。
なかでも金町弁財天は巷では有名らしく関東の金運を高めるパワースポットとして紹介されることもあるようです。
他にも「勝海舟直筆の社号石碑」や「富士塚」もあります。
「力石」や「撫で蛇」などちょっと惹きつけられるようなネーミングの見どころも色々とあります。
行事等
出典:wikipedia
毎年11月には酉の市(おとりさま)が行われます。
当日は朝から夜まで葛西囃子の演奏があり、夜は熊手やたくさんの夜店が並び子供心にとてもワクワクしていたのを覚えています。
中学生になると友達と行くようになり、巡回中の学校の先生たちと遭遇したのも今では良い思い出です。
もう数十年まえの遠い思い出ですが・・・。
その年によって一の酉までしかなかったりするので、三の酉まである年はなんだか得した気分になりましたね。
神社でよく演奏されている祭囃子は、葛西神社が発祥の地だそうです。
こちらでは葛西囃子と呼ばれています。
そして葛西神社では、酉の市の夜に「のど自慢大会」が行われます。
驚いたことにこれは戦前からずっと続いているものだそうです。
知り合いのおじさんが出場していたりして、とても楽しかった思い出があります。
これも下町の神社ならではなのかも知れないですね。
最後に
お守りの数も豊富で、やはり金運お守りや金町弁財天の織絵馬が人気のようです。
神社の隣はすぐ江戸川河川敷なので、参拝した後にゆっくり散歩してみるのもいいかも知れません。
都会の喧騒から離れ、ゆったりしたい時にとてもおすすめの神社です。
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