石清水八幡宮に駐車場はある?ケーブル利用の場合は?実際に参拝して

石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は、京都と大阪の中間点の京都府八幡市(やわた)にあります。

京都から流れ出た桂川と宇治川が合流し、さらに奈良からの木津川が流れ合わさった淀川の左岸に聳える標高143mの男山の頂上に宮が建ちます。


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周辺の環境


地学的には山崎地峡と呼ばれる、京都から大阪に出る京都盆地の首に当たる様な、淀川に両岸から山が迫った地形の土地です。

淀川の対岸は羽柴秀吉と明智光秀の山﨑の合戦(天王山の戦い)で有名な場所で、歴史好きな私にとっては色々と興味の尽きない場所柄でもあります。

石清水八幡宮は、創建が西暦860年、平安時代初めという古いお宮さんで、境内に建つ本殿を始め、楼門などの門や回廊が、平成28年に国宝に指定された由緒ある八幡宮です。

なのですが近所に住む私にとっては、新年の初詣に参る近所の馴染みのある神社という感覚しかなく、改めて今回調べて直して「へぇ、凄いんだ」と感心する事しきりでした。

宮のある男山の東側、淀川の反対側の少し離れた場所に私は住んでいるのですが、毎日ウォーキングするコースの一部が男山のすぐ麓の旧街道になります。

かなり暑い夏でも、この街道筋に入ると山から下りて来る空気が急に涼しくなり、山が宮の聖域なのだと実感してしまいます。

街道には、古くから伝わる菓子「走井餅」(はしりいもち)を商う、江戸期創業の走井餅老舗があります。

餡を包んだ柔らかなお餅で、元は滋賀大津から京への入り口、逢坂越えに在った本家から別れた菓子舗だそうです。

街道筋には松花堂庭園・美術館もあります。

江戸初期の八幡宮の社僧、松花堂昭乗は画と書の名人で、現在の松花堂弁当は昭乗が絵具入れに使った道具箱が基になってます。

かの有名な日本料理「吉兆」の創始者がこの絵道具入れを見て、弁当の器に使ったのが始まりと伝わります。

桜が綺麗!

街道の北の端が、最寄り駅、京阪本線の八幡市駅です。

駅前からケーブルカーで山頂の八幡宮に上がれますが、私は乗った事がありません。

いつも車で登ってしまうからです。

一度、登山宜しく徒歩で登ろうと思っています。

登るのは春にしたいですね。

全山桜というわけにはいきませんが、至る処にソメイヨシノや山桜が植わっていてその季節にはなかなかのものです。

桜といえば、八幡市駅から徒歩10分で桜の名所があります。

駅の目の前の淀川の中州が、「背割堤」(せわれつつみ)と呼ばれる桜の名所です。

宇治川と桂川の合流地点、川のYの字のお股にあたる細長い場所が、1.4kmにわたる桜並木になっていて見事な桜のトンネルを楽しめます。

少し昔は時代劇の撮影がよく行われていたと、近所のお爺さんに聞きました。


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実際に参拝

駐車場から本殿に上る途中にお宮らしからぬ石碑が建っています。

見ると「エジソン記念碑」と彫られてあります。

エジソンが電球を発明する際、光の元になるフィラメントが長持ちしないのが問題だったそうです。

世界中から様々な材料を取り寄せて試しては失敗の連続で、最後に辿り着いたのがここ石清水八幡宮の境内に植わった竹だった、という話は知る人ぞ知る逸話です。

境内の階段を上がって行くと、前述の本殿などが建ち並ぶ境内です。

現在の社殿は、徳川三代将軍家光公の修造です。

武運の神と崇められた八幡宮は、多くの武将達がお参りしています。

本田の内殿と外殿の相の間に架かる「黄金の雨樋」は織田信長が寄進したものです。

今、自分が歩くこの参道を500年近く前にあの織田信長も踏みしめて歩いたのかと思うと、歴史好きな私は震える様な昂ぶりを覚えてしまいます。

アクセス

住所:〒614-8005 京都府八幡市八幡高坊30

最寄駅は京阪電鉄京阪本線の八幡市駅から徒歩5分程度です。

これは下院までなのですが、上院に行くにはこの駅から出ているケーブルカーを使うか、車で山頂の境内駐車場まで上がれます。

上院に行くにはケーブルカーか車がオススメです。

徒歩だと20分くらいみたいです。

まとめ

今回、石清水八幡宮を紹介するにあたり間違った事を書いてはいけないと思い、近所のおばさん達が「はちまんさん」と気軽に呼ぶこのお宮さんが、凄いお宮さんなのだと再認識しました。

普段、ちょっとそこまでといった感じでしかお参りしていませんでしたが、もう一度ちゃんと襟を正して参拝したいと思います。


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