神奈川県横浜市にある鶴見神社をご紹介します。
地元の方が参拝しているのをたまに見かけます。
雰囲気
出典:wikipedia
参道入り口は旧東海道に面しており、地元で有名なラーメン屋さんやケーキ屋さんもあります。
また東海道整備時は鶴見宿として活気もあったそうで、神社近くにある鶴見橋など、江戸名所図会や浮世絵などにも残されています。夏には鶴見橋から鶴見花火大会を望むこともできます。
かつては約5000坪あった鶴見神社ですが、明治5年になると鶴見駅が開業し、線路を敷くために、敷地の西半分が失われたそうです。
地元民としては、元の広さの鶴見神社を参拝してみたかったなーと思います。
御由緒
古くは「杉山大明神」と称され、創建は諸説あるようですが、推古天皇の時代に創られたそうです。
鶴見村の鎮守として地元住民に愛されてきました。
江戸時代初期?中期に鶴見川に「鶴見神社大神輿」が流れ着き、以降「杉山明神」と「牛頭天王」の相殿とされました。
大神輿は、鶴見川上流にあった「鎮守天王社」が川で神輿を洗った際に、誤って流してしまったものとされています。
たまたま流れてきたために、相殿にするとは・・。
すごいですね。
「杉山」というのは鶴見川流域に見られる独自の信仰のようです。
多摩川を越えると一切見られなくなります。
こうして川沿いに独自の信仰が受け継がれるのはよくあるそうです。
また境内の木が倒れた際に弥生時代以降の祭祀遺跡が見つかり、横浜・川崎間の最古の神社とされています。
これらの祭祀遺物は現在も宝物庫に保管されています。
※通常宝物庫は解放されていません。
弥生時代から鶴見には村ができていたんですね。
地元民が集う田祭り
毎年4月29日の祝日には「田祭り」と呼ばれるお祭りがあります。
鎌倉時代から鶴見に受け継がれてきた行事で、明治5年に一度中断されましたが、伝統文化の復活を望む声があがり、昭和62年に再開されました。
一年の稲作の振りを行い、豊作を祈願します。
当日は出店などもあり、子ども連れも多く地元住民で賑わいます。
アクセス
住所:〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目14−1
JR京浜東北線鶴見駅東口より、徒歩5分程。
バスでは横浜市営バスが出ています。
川崎鶴見臨港バス鶴見神社前バス停から徒歩3分で着きます。
駐車場もありますので車でも安心です。
まとめ
上記で述べた他、鶴見七福神の寿老神も祭られていたり、境内に貝塚があるなど、見所が多く鶴見の歴史を物語る神社です。
よく見ると狛犬の台座が格好良かったり、祠がいくつも並んでいたり楽しめます。
お宮参りもよく見かけます。
暖かい雰囲気の中、生まれたての赤ちゃんのご祈祷が行われています。
お祭りの日や七福神巡り、御朱印巡りなど、是非行かれてみてはいかがでしょうか。
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