津田八幡宮(香川県さぬき市)へのアクセスと駐車場はある?参拝の感想

香川県さぬき市にある津田の松原内に鎮座する「津田の八幡さん」の紹介です。

石清水八幡宮とも呼ばれているようですが、地元の人の間では上に書いたように親しみを込めた呼び方で呼んでいます。

大きな神社ではありませんが、いつもお参りさせてもらっているのでまとめてみました。


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神社の起源


さぬき市津田町に「津田の松原海水浴場」として有名な白砂青松の海岸を誇る松原があります。

世界遺産登録でさらに有名になった静岡県の「三保の松原」が松原ではよく知られていると思いますが、こちらもなかなか素敵ですよ!

波打ち際のすぐ後ろがすぐ松原になっていて、皆さんが想像する海水浴場とは少し違うかもしれません。

私も海水浴はここに来るのですが、疲れた時には松の木の日陰で休んだり、昼食をとったりとメリットがあります。

その松原の中にあるのが「津田の八幡さん」です。

いい感じに松原に溶け込んでいてなんとも言えない雰囲気がいいんですよね。

どこの神社でも同じですが、由緒ある神社ですので海パン一丁では参拝しないようにしましょう(笑)

元々は安富氏の山城である雨滝城のあった雨滝山にありましたが、慶長年間に干ばつが続き、境内地を含めて新池を築造するため、慶長5年(1600年)に現在の海岸の傍に遷座しました。

このときに、地元津田・鶴羽の氏子により数万本の松が植樹され、八幡さんの神域として造営されたのが、今の津田の松原だそうです。

ご利益や御祭神


御祭神は、「誉田別命」「息長帯姫命」「玉姫命」だそうです。

海に向かって建っているので、五穀豊穣海上安全など、特に漁民の信仰が多かったそうです。

ご利益は他にも厄災除け方除け安産などがあります。

また、当社の本殿前に控える狛犬は通常の狛犬とは違い、完全な犬型で、当社の説明によれば日本狼(ニホンオオカミ)であるとのことです。

ほかの神社で日本狼の狛犬を見た記憶がありませんので、これは結構珍しいのではないかと思います。

八幡さんの一番のお勧めは


津田の八幡さんでは、大晦日から元旦にかけて、年越しに境内で年越しそばお雑煮が振る舞われます。

年越しに甘酒やミカンなどが振る舞われる神社やお寺はたくさんあるようですが、年越しそばとお雑煮の両方がいただけるのは少なくとも香川県内ではここだけだと思います。

あ、いくら香川と言っても年越しは「そば」ですよ。

うどんはさすがに食べません(笑)

お雑煮は白味噌白餅雑煮といって関東では出汁で作ると思いますが、香川県では白味噌がベースです。

関西とか西の地区は白味噌って聞いたんですけど、今までに出会った関東とか東北の方が西のお雑煮を見た時に「豚汁?!」と言ったのを忘れられません(笑)

ちなみにこちらの二つは1000食分用意されていますが、もしかしたらなくなってしまう場合もありますので気をつけて下さい。

23時30分を過ぎたころから参拝客が集まり始め、45分ぐらいになると本殿前に参拝待ちの長い列ができます。

お参り前におそばやお雑煮を食べてもいいのですが、ほとんどの方がお参りを済ませておそばやお雑煮の方にやってくるように思います。

そのほうがご利益があるのでしょうか。


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アクセス

〒769-2401 香川県さぬき市津田町津田

最寄りの駅はJR讃岐津田駅です。

駅を降りてまっすぐ歩き、国道を渡ってしばらく行くと川に突き当たる三叉路があるので、そこを右折してもうしばらく進むと松林の中の道に入ります。

松林の中をもう少し行くと右側に鳥居が見えてきますので、鳥居をくぐって本殿に向かってください。

ちなみに、鳥居の反対側に進むと御旅所があり、御旅所の石垣の下が海水浴場となっています。

最後に

最近は、夏祭りや秋祭りの人出は少なくなってきています。

露店も昔は参道の端から端まで並んでいたものですが、今は数えるぐらいしか出ていません。

年越しの参拝客が、この神社の行事だけでなく、町内の行事で一番人が集まるのではないかと思うぐらいです。

四国に来て「香川の讃岐うどん!」という方も多いと思います。

もし近くに寄られることがありましたら是非、津田の松原の景色を見に来てください。

天気が良ければ海風が気持ち良く、海原が綺麗に見えて絶景ですよ。

そして津田八幡宮で参拝していってください。


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