愛媛県松山市の北西部、愛媛県運転免許センターの近くにある勝岡八幡神社を紹介します。
少し行けば愛媛県運転免許センターのある、海の近くの静かな場所にこの神社はあります。
正式名称は勝岡八幡神社ですが、地元では「勝岡神社」などと呼ばれています。
場所や駐車場について
住所:〒799-2661 愛媛県松山市勝岡町2592
国道196号から347号に入り、愛媛県運転免許センターに向かう途中、助六食品の工場を過ぎて少し行くとあります。駐車場も神社の向かいにあります。
大き目の神社だけあって下に駐車場もあり、アクセスしやすいです。下に車を停めて階段を上ります。
172段の石段を登ると踊り場に。踊り場から更に登るとお守などが売っている建物に尽きます。ここでまた曲がります。右に方向転換すると境内に到着です。
どんなご利益があるのか
勝運、家内安全、商売繁盛、厄除開運、諸願成就、悪病災難除け、交通・海上安全、安産、子育てと、多数のご利益があります。
その中でも交通・海上安全、とあるのはさすが、海の近くにあるだけはありますね。
神社の由緒は饒速日命の神係、小千御子が応神天皇の御宇に小千国造に任じ白人(うらど)の城に拠り、兇賊を平げたので、その地を勝岡と名付け、四洲に館し、庶民に仁孝を施したと言われています。
後に御子を中野山に奉斎し、白人宮と称えました。
永享年間火災により、神殿、社記、宝物等を焼失したので、現在の地に宇佐八幡を勧請し、勝岡八幡宮と改めたそうです。
参拝してみましょう
神社主祭神は小千命(おちのみこと) 応神天皇(おうじんてんのう) 神功皇后(じんぐうこうごう) 日売大神(ひめのおうかみ)となっています。
この神社は地域の人に愛されています。
なぜならば、この地域の秋祭りは大変熱心であり、その中でもこの勝岡八幡宮で行われる「一体走り」は大変有名であるからです。
また、七五三参りにも良く来られます。
広い境内に聳える、切り立った甍が特徴的な勝岡八幡神社の拝殿です。
左側に御手洗いがあります。本殿はそんなに大きくはありませんが、一体走りなどで有名なだけあって由緒の正しさを感じさせます。
勝岡の一体走りについて
お旅所までの参道約100㍍の直線コースを、安城寺、和気、太山寺など、 旧和気郡の各部落の青年が神輿を一体づつかつぎ、疾走する行事です。
神輿一体に青年九~十人、裸にタスキ、フンドシ姿で四人で神輿をかき五、六人がこれをひきささえ、 神輿は左右の揺れも見せず、上下の動揺もなく、一直線に疾く走ることが賞美されています。
祭礼前の連日の練習によって、ぴったりと一致した呼吸、 スピーディーな直線美とすばらしい迫力に、見物人は喝采し、 みごとな出来栄えを自慢するという風習を残しています。
まとめ
一体走りで有名なだけあって、地域の人々に愛されており、また綺麗に整備もされているいい神社です。
桜や紅葉の時期も美しい神社です。
今ではなかなか見ることのできない男衆のふんどし姿も秋祭りでは見ることができます。
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