私が住んでいる新潟県村上市にあり、地元の人からは藤基様と呼ばれて親しまれている「藤基神社」をご紹介します。
この藤基神社は江戸時代に村上藩主だった内藤家の開祖の内藤信成を祀ったた神社ですから、村上の歴史と深いつながりがあります。
場所や駐車場
住所:〒958-0837 新潟県村上市三之町11−12
江戸時代は村上城下の三の丸があった付近という事でこの町名がついています。
村上市役所から徒歩で5分ほどあるくとこの藤基神社につきますし、JR村上駅から駅を背にしてまっすぐ道なりに歩いてくると20分弱くらいで到着しますので見つけやすい神社だと思います。
駐車場は神社横の細い道を入っていくと砂利で舗装はされていませんが大きな駐車場があるので、車で来ても駐車場に困ることはありません。
7月に開催される村上大祭の露店の近くで、大祭の臨時駐車場にもなっているところなので、交通の便も比較的良好です。
神社に行ってみる
出典:wikipedia
藤基神社の入り口を入り鳥居まで来てみると付近に4つの碑があります。
一つは「種川碑」と呼ばれるもので、村上は世界で初めて鮭の回帰性に着目して、鮭が帰ってきて卵を産みやすくするための種川という人口の河川を作った地でもあり、それを進めたのが青砥武平治というお侍さんで、それを称えた碑です。
もう一つは「鳥居三十郎の碑」で、鳥居三十郎は戊辰戦争の時の村上藩の家老です。彼の判断により村上の城下が戊辰戦争の戦火から逃れられたということで、碑が建てられています。
後の二つは戊辰戦争で殉職した村上藩士の碑と村上藩士の氏族が日清日露戦争で戦死した人の碑となっています。
こんな感じで、さすがに藩主の祖を祀っているだけに村上の歴史に深くつながる碑が建立されています。
いろいろイベントもやっています。
この神社は村上藩主の祖を祀っていますが、その後に地元の神社などとも合祀されたこともあって、今の形になったのは大正時代のようです。
そんなことからも古い歴史とともに、神社の新たな魅力を作り出そうといろいろ面白い取り組みを行っています。
神社周辺には村上城下の町人町が残っているのですが、この町人町では年に数回「人形さま巡り」や「屏風まつり」などのイベントを開催しています。
藤基神社ではこのイベントに積極的に参加していて、神社を開放して作品展を開催したり、琴や笛のコンサートなどが開催されることもあります。
歴史的風情がありながら、積極的に神社に親しんでもらおうという宮司さんの考えもあるようですよ。
まとめ
という感じで藤基神社を紹介しました。
神社というと格式が高いとかとっつきにくいとかいう雰囲気がありますが、この神社では伝統も大切にしながら、あらたに神社に親しんでもらうようなイベントも多くやっています。
今度はどんなコンサートや催しがあるのかと、地元の人も楽しみにしています。
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