大阪市北区にある「露天神社」をご紹介いたします。
露天(つゆのてん)神社、この神社は文楽でおなじみ、近松門左衛門作の「曽根崎心中」の舞台となった神社で、ガイドブックにも乗る大阪の名所でもあります。
最近では外国人観光客も多く見受けられます。
露天神社?お初天神?悲しい実話がそこには…。
元禄16年に実際に起こった遊女「お初」と「徳兵衛」の悲しい恋の結末の舞台となったこの神社。
内容は曽根崎心中を読んでいただくとしてカットしますが、
私は本を読んで最後は嗚咽するほど泣きました。。。
あぁお初さん…。
二人の純愛を元に、今では恋愛成就の神社として人気を博しています。
正式名称は「露天神社」ですがだいたいの地元民は「お初天神」「お初さん」「お初」などと呼んでいます。
撫で牛さん
神社の一角に牛さんがいます。
この牛さん、自分が痛めているところを撫でると痛みを治めてくれると言われています。
撫で牛さん、なんて呼んでごめんなさい、なのですが、大阪人は自社仏閣など神聖なものに「さん」付けする癖がありまして…。
正式には「神牛舎」というそうです。撫で牛さん。
元々はどんな神社なの?
地元民からすればお初さんはとても親しみやすく、曽根崎心中の場所、としてみてしまうのですが、実は歴史がとても古いこの露天神社。
創建1300年とのことで、当時は大阪湾に浮かぶ小島だったこの場所に総鎮守としてこの一帯を守り続けているのだとか。
歴史の古い神社なんです、それなのに…次の段落を読んでください…。
ナイスな立地のお初天神
由緒正しいこの神社、なにがすごいって立地がすごく…。
飲食店が立ち並ぶ商店街の中にあり、神社の敷地を一歩出るとなんともいろいろなあれなお店が立ち並んでいます。
そんな状況なので初詣にはニューイヤーパーティーを終わらせたちょっとあれな若者(ww)が参拝に訪れる、なんともアットホーム?な神社です。
私も実は、曽根崎心中をちゃんと読むまで、ついでに良縁をお願いしにいってたのですが、そりゃ叶わんよね、と心を入れ替えました。笑。
まとめ
心をこめて参拝するために
曽根崎心中を読むとまた一層に思いいれが変わります。
お初がいたであろう「北新地」周辺は当時は川に囲まれていたといいます。
恋する二人が命がけで川を越えてその地(当時は森だったそうで)にたどりついたと思うと、
今までいつも変な時に来ててごめんなさい、という気分になります。
ぜひ、北新地から歩いてお初天神へ歩いて行ってみてください。
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