私は趣味で神社巡りをしています。
神社の雰囲気は春夏秋冬どの季節でもなんとも言えない味があって好きなんです。
各地の旅先で神社を巡ってきましたが、ここでは福岡県福岡市より県内きっての古社「鳥飼八幡宮」をご紹介します。
歴史
こちらの神社はたびたび戦火に見舞われながらも人々の厚い信仰心により失われることなく今も歴史を刻み続けています。
福岡藩主黒田家との縁も深く江戸時代に初代藩主である黒田長政公によって現在地に移されました。
御祭神は「応神天皇(文化の神・厄除けの神)」「神功皇后(子安の神)」「玉依姫尊(縁結びの神)」となっています。
縁結びの神として信仰される玉依姫尊をお祀りするこちらではしばしば婚活イベントが開催されていますよ。
イベントに興味のある方は電話か社務所で問い合わせてみてくださいね。
アクセス
福岡県福岡市中央区今川2丁目1-17
アクセスは地下鉄唐人町駅2番出口より徒歩で10分程度。
明治通り沿いを真っ直ぐ歩いて行くと辿り着けます。
少し手前にガソリンスタンドがあるので、そちらを目印にすると分かりやすいかと思います。
裏門の方が大通り(明治通り)に面しているので初めて訪れる方は裏門から入りがちかもしれません。
正面から入りたい場合はガソリンスタンドのある角を曲がって少し歩くと西町公園と言う名前の公園があります。
その公園の斜め前が鳥飼八幡宮の正面です。
ちなみに神社の横には病院があります。
車で訪れる場合、無料駐車場が境内にあります。
30台ぐらいなら停められそうです。
満車時は近くのコインパーキングを探しましょう。
境内へ
鳥居をくぐると、町中とは思えないほど立派な木々に囲まれます。
非常に自然が豊かです。
小さな池には太鼓橋がかかっており、水中に数匹の亀がいました。
泳いでいる亀を眺めているとおばあさんに連れられた小さな女の子が池の前にやって来て、亀にエサをあげ始めました。
結構前の話ですが癒されましたね。
こちらの神社には3本の御神木があります。
まず、夫婦楠。一つの根から二つに分かれて伸びた幹が寄り添い合っているように見えるのが名前の由来のようです。
次に、息吹の大銀杏。戦火により一度は焼け焦げたものの、数年後に新芽が息吹き甦ったそうです。
驚くべき生命力ですね。
最後に、千年蘇鉄。神功皇后の家臣・武内宿禰が旅の安全と神功皇后のお腹の御子の無事な出産を祈念した際に生えたのがこの蘇鉄、と言う伝説が残っているようです。
3本の御神木にはそれぞれ願いを叶える力があるとされ、社務所にて神様とご縁を結ぶための紐をいただけます。
おみくじやお守りなども、同じ場所でいただくことが可能です。
他に、不老長寿や美肌のご利益がある「不老水」もありますよ。こちら無料で飲めます。
参拝は「二礼二拍手一礼」で行います。感謝の気持ちを胸にお参りしましょう。
本殿の中には元横綱・千代の富士の写真も飾られています。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが九州場所の時期、鳥飼八幡宮は九重部屋の宿舎にもなっています。
朝稽古は誰でも見学可能ですので、機会があればお相撲さんの迫力に満ちた姿を見に行ってみてくださいね。
まとめ
今回ご紹介したのは、鳥飼八幡宮の一部に過ぎません。
伝えきれなかった魅力は実際に参拝に訪れた際に確かめていただければと思います。
町中にありアクセス良好であるため、車をお持ちでない方も行きやすいと思います。
縁結びのご利益があると言われている福岡県の古社で、是非素敵なご縁を見つけてくださいね。
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